静岡県警が小学生児童向けの津波避難広報紙芝居を制作

 静岡県警が小学生児童向けの津波避難広報紙芝居を制作災害発生時に子供が自分自身で考え、避難する方法を学んでもらおうと、静岡県警本部災害対策課は小学生児童向けの津波避難広報紙芝居(ナミシバイ)(写真)を制作した。初めての試み。

主人公の児童が、「津波てんでんこ」から名付けたキャラクター「てんてん」の視点を通して、地震後の津波から避難するまでに取るべき行動を疑似体験できる内容となっている。主人公は地震に遭遇して不安になりながらも、これまでに受けた防災教育を信じて適切な行動を選択する。苦難を乗り越えようとする主人公の心情が紙芝居を見た児童の心情と重なり、感情移入しやすいように配慮されている。

紙芝居は市町教委等を通じて県内各小学校に配られ、防災教育に活用される。すでに紙芝居を見た小学校2年生児童から手紙が届くなど、防災意識の定着化が期待できる。紙芝居は県警ホームページからPDFデータの閲覧が可能

(http://www.pref.shizuoka.jp/police/kurashi/saigai/namishibai/namishibai.html)。