埼玉県浦和西署では作文コンクール入賞児童が一日警察署長として署員を激励
埼玉県浦和西署は、警察とのふれあいを描いた全国小学生作文コンクール「わたしたちのまちのおまわりさん」高学年の部で、優秀賞を受賞したさいたま市立与野八幡小学校5年・佐藤巧真くんに一日警察署長を委嘱した。警察官の制服に身を包んだ佐藤くんは、署員を前に受賞作品の作文を朗読。その後、「これからもこの街を守る優しい警察官でいてください」と訴えた。
佐藤くんは、昨年7月、自宅の庭で弱って動けない珍しい鳥を見つけた。母親の通報で、地域課・高橋恒平警部補、大澤道也巡査部長、大越崇巡査部長の3人が駆けつけ、鳥は野鳥のオナガであることが判明した。3人は「野鳥は飼うことが禁止されていて、親鳥のためにも自然界のものには手を加えない方がいい」ことを説明。3人の優しい対応に感動した佐藤くんは「おまわりさんのことをもっと知りたいと思った」と作文にしたためた。
同署を訪れた佐藤くんは、笑顔で迎えた3人の警察官と再会し「あの時は、ありがとうございました」と感謝の思いを伝えた。高橋警部補は「この仕事をしていてよかったと実感した」と喜び、「今以上に業務にまい進したい」と決意していた。