宮崎県警察学校でお国自慢の広報紙コンテスト
宮崎県警察学校は、初任科生が出身地の“自慢”を紹介する「お国自慢広報紙コンテスト」を開催した。卒業後の交番勤務ですぐにミニ広報紙を作るようになることから、制作能力を高めるねらい。優秀作品は自治体の首長に送付され、「故郷への思いが伝わってくる。涙が出るほどうれしい」「町の広報紙に掲載したい」と、大きな反響を呼んでいる。
制作に先立ち、長年手書きのミニ広報紙で、地域に密着した活動を行っているベテラン地域警察官が指導に当たった。学生はお盆休みなどの帰省にあわせ、故郷の名所旧跡や特産品などを取材。「読みやすいレイアウトや文章構成に気をつけた」と試行錯誤を重ねながら、手書きの広報紙を完成させた(写真)。
初めての作業に「伝えることの難しさを実感した。普段からさまざまなことに目を配ることが必要」と、第一線に向けた心構えができた様子。審査は「地域に溶け込み、読み手に優しい内容」とのポイントで県公安委員長や部外講師らが務めた。