女子プロレスラー・里村明衣子さんが宮城県仙台南署の一日署長に
宮城県仙台南署は管内の関係機関・団体が参加する地域安全運動出動式を行い、県内を拠点に活動する女子プロレスラーの里村明衣子さんに一日警察署長を委嘱した(写真)。
里村さんは、史上最年少となる15歳で女子プロレスデビュー。平成18年に旗揚げした団体「センダイガールズプロレスリング」の代表を務めながら現役選手として活躍。女子プロレス界のレジェンドとして地位を確立した。団体は東日本大震災時の解散危機を乗り越え、現在も試合のかたわら、被災地の支援活動に取り組んでいる。
団体の旗揚げ前には道場もなく、広瀬川河川敷で黙々とトレーニングを重ねた時期があるという里村さん。自身の原点となる場所を管轄する同署の「犯罪抑止活動のため」との思いから、一日警察署長を引き受けた。式に参加した関係者は、里村さんから激励を受け「元気をいただいた。地域の安全・安心のためにこれからも頑張ろうと思う」と喜んでいた。