出雲署が万引き防止の啓発チラシ1万枚作る
高齢者の万引き防止を呼び掛けようと、島根県出雲署は万引き防止啓発用のチラシ1万枚を新たに作製し、福祉団体等に贈呈した。
チラシは、表面に高齢者の孫に当たる年齢の子供の写真とともに「誰かが見ている」「万引きは犯罪」の文言を、裏面に「お会計前の商品はエコバッグやマイカゴに入れることはできません」などの注意喚起文を記載し、万引きをしないよう見る人に強く訴え掛ける内容(写真)。出雲市内の社会福祉協議会、民生委員、高齢者クラブにより、地域の高齢者に配布される。
贈呈式では、市内のコンビニ・スーパー等で構成される出雲地区青少年健全育成協力店協議会の会長が「私たちも万引きが起きないような店作り等を行っていくので、皆様もチラシを活用した啓発活動をお願いします」とあいさつ。チラシを受け取った同市社会福祉協議会会長は「高齢者の万引きは、背景に生活困窮や身体の問題など根深いものもあると思う。今日は、第一歩。明るい社会づくりのためチラシを活用したい」と決意を表明した。