宮城県塩釜署管内で「くまさんパトロール」が活動開始

宮城県塩釜署管内で「くまさんパトロール」が活動開始宮城県塩釜署は県猟友会塩釜支部が熊の出没地域を自主的に防犯パトロールする「くまさんパトロール」の活動開始に伴い、活動物品の交付式と出動式を行った。

くまさんパトロールは、社会貢献活動に対する意識が高い同支部の提案で実現。式にはオレンジ色の帽子とベストに身を包んだ会員が集まり(写真)、パトロール車両に取り付ける「防犯あんどん」や、同署や塩釜地区防犯協会連合会の名称が入ったマグネットシートが交付された。

同署によると、熊の出没地域は日本三景「松島」に通じる県道や県総合運動公園の周辺などで、毎年5月になると目撃情報が数多く寄せられるという。パトロールの目的は駆除ではなく地域の安全確保で、同署は「猟友会や自治体と連携して熊の被害から地域住民を守る」と話している。