新潟県三条署で不審な爆発物原料購入者の通報訓練を実施
テロに用いられる爆発物の製造を未然に防ごうと、新潟県三条署は本部外事課と合同で不審者が爆発物の原料となり得る化学物質を購入することを想定した通報訓練を、管内のホームセンターで行った。国内で爆発物を手製する事案が発生していることから、同署がテロ対策の一環としてホームセンターに実施を働き掛けた。
爆発物の原料となり得る化学物質には、硫酸や塩酸など11品目(ほか過酸化水素・硝酸・塩素酸カリウム・塩素酸ナトリウム・アセトン・硝酸カリウム・硝酸アンモニウム・ヘキサミン・尿素)が指定されている。訓練では「尿素」を大量に購入する不審者がいるとの想定で、ホームセンターの店員が不審者の氏名や住所、使用目的などを聴取するとともに、他の店員とも連携して車両ナンバーなどを控え、警察に通報するまでの流れを確認した(写真)。