山梨県南アルプス署が温泉施設の湯船に詐欺撃退チラシ浮かべる
アポ電が増える年金受給日にあわせ、山梨県南アルプス署は12月14日~17日、南アルプス市西南湖の温泉施設「やまなみの湯」で、湯船に電話詐欺撃退チラシを浮かべる啓発活動を行った。
同署によると、年金受給日の「偶数月15日」は、年金を狙ったアポ電が増加傾向にあるほか、温泉施設を利用する高齢者も多いという。こうした状況から、管内アポ電ランキングや詐欺撃退三箇条等が書かれた「電話詐欺撃退チラシ」を貼り付けたビート板や発泡素材のマットをリンゴ湯の湯船へと配置(写真)。施設内の一画に「特別防犯連絡所」も設け、ポスター掲示や防犯動画の放映、防犯グッズ・菓子の配布を行うなどして注意を呼び掛けた。
利用客の高齢者からは「明日年金を下ろしに行こうと思っていたから気を付ける」などと好評。同施設では柚子湯やリンゴ湯が定期的に行われることから、同署は今後も年金支給日を中心に活動を継続していく。