宮城県岩沼署の閖上駐在所が震災乗り越え復旧
宮城県岩沼署は東日本大震災の津波で全壊し、7月下旬に再建された閖上駐在所の開所式を挙行した(写真)。震災発生から10年半を前に、被災した県警施設すべての復旧が完了した。
新庁舎は木造平屋建て、延べ床面積約110平方メートル。震災前の場所から600メートル内陸に移動し、8月2日から業務を開始した。
開所式は新型コロナウイルス感染拡大防止に配慮し、署員のみ約20人が出席。黙とうの後、菅原優署長が「被災者の悲しみや苦労は10年経っても癒えるものではなく、これまで以上に被災者に寄り添い、地域の方々と信頼関係を築く警察活動をしていただきたい」と訓示した。