兵庫県警で署対抗のフェニックスレスキュー競技大会を初開催
兵庫県警は緊急自動車総合訓練センターで、警察署保管の災害用資機材などを活用し、警察署対抗で救助技術などを競うフェニックスレスキュー競技大会を初開催した(写真)。南海トラフ地震や大規模災害が発生した場合に備え、発災直後に被災現場で救出救助に当たる警察署や交番の勤務員の災害対処能力を底上げするのがねらい。
大会には、ブロック(予選)大会を勝ち上がった県内18署が出場した。署の規模に応じて1部は6人、2部は5人で1チームを編成。四つのゾーンに分かれた往復約100メートルのコース上で、1部が7種目、2部が6種目をリレー方式で行い、スタートからゴールまでの時間や安全性、正確性などで順位を競った。
訓練は、警察の災害警備活動への理解と協力の確保と防災意識の高揚を目的に、県民にも広く公開され、一般市民からは「警察は災害対策で普段どのような訓練を行っているのかよく分かった」などの声が聞かれていた。