広島県安佐南署で交通事故被害者遺族の講演会
広島県安佐南署は、交通事故被害者遺族の三浦由美子さんを招き「飲酒運転による加害者・被害者を生まないために」と題した講演を開いた。署員ら約100人が聴講した(写真)。
三浦さんは7年前、同署管内で当時16歳の長男を亡くした。自転車で帰宅中だった長男をはねた運転手は飲酒運転で、危険運転致死の罪により懲役10年の判決を受けている。
三浦さんは、被害直後からの遺族の心情をありのままに伝え「警察官との関わりが被害者遺族の人生を変えることもある。悩みながらでも対等に向き合ってほしい」と呼び掛けた。聴講した署員からは「警察官が被害者等に向ける言葉や表情、態度の重みを再確認した」との感想があった。