広島県福山北署がケーブルテレビで特殊詐欺の防犯指導
高齢者をターゲットとした特殊詐欺被害を防ごうと、広島県福山北署は、管内神石高原町が設置しているケーブルテレビで特殊詐欺対策の防犯指導を行った(写真)。署員が詐欺手口などを紹介する内容が放送されている。
過疎地域である同町は地上デジタル波の難視聴地域で、自治体が独自にケーブルテレビなどの通信ネットワークを設置している。町民のほとんどが加入しているため反響も大きく、広報効果も高いという。
町役場会議室で収録が行われ、地域課、生活安全課の署員が出演。高齢者にも分かりやすいように手製のフリップを使って詐欺手口を紹介し、新型コロナに乗じた詐欺被害などに気をつけるように呼び掛けた。配信開始の朝には、同町を管轄する油木交番所長以下が交通監視を行っていたところ、通りかかった町民から「所長さん見ましたよ」との声を掛けられるなど〝まちのおまわりさん〟がテレビ出演した情報発信効果は抜群だった。