神奈川県警で「安全・安心まちづくり旬間」の出陣式
神奈川県警本部生活安全総務課と相模原南署は県や相模原市などと合同で「安全・安心まちづくり旬間」の出陣式とキャンペーンを、小田急相模大野駅北口広場で行った(写真)。格闘技「K-1」スーパーフェザー級王者の武尊(たける)選手が同署の一日警察署長に就任し、市民に防犯意識の向上と各種犯罪被害防止を呼び掛けた。
「みんなでつくろう安心の街」と題したこの日の取組みには、警察官や行政・関係団体職員、防犯ボランティアなど約150人が参加。小野正男署長から委嘱状を受け取った武尊選手は「子供や女性が犯罪被害に遭わないまちづくりを推進する、お年寄りを振り込め詐欺から守る、地域の安全を守る」と宣言文を読み上げ、警察官扮する“犯人”を撃退したり、警察官の制服姿でミット打ちを披露したりして、集まったファンや駅利用者を沸かせた。
武尊選手は詐欺対策として、留守番電話の常時設定や防犯機能付き電話機の使用を促す啓発チラシも配布。小野署長は「管内でもキャッシュカード手交型をはじめとする詐欺被害が多発している。市民の防犯意識を高め、一件でも被害を減らしていきたい」と話している。