群馬県警がロープウェイでの無差別テロ対処訓練を実施

 群馬県警がロープウェイでの無差別テロ対処訓練を実施群馬県警本部警備部、地域部、県情報通信部、渋川警察署による無差別テロ対処訓練が伊香保温泉にある「伊香保ロープウェイ」で行われた。施設職員や渋川広域消防本部との連携で、負傷者の救護や被疑者の制圧、避難誘導に取り組み、対処要領を確認した。

伊香保ロープウェイは、伊香保温泉の温泉街と標高932メートルの物聞山(ものききやま)を結ぶ渋川市営のロープウェイ。年間を通じて多くの観光客が利用している。

訓練は「刃物を手にした男がロープウェイの山頂駅付近で観光客を負傷させ、事前に爆発物を仕掛けていた」との想定で行われた。警察官による被疑者の制圧・逮捕、消防隊員によるロープウェイを活用した負傷者の救護、警察官と施設職員による避難誘導(写真)などを通じて、テロ事案への対処能力向上と危機意識の高揚を図った。