千葉県行徳署で元マラソンランナーの講演会 プロ意識の醸成図る

千葉県行徳署で元マラソンランナーの講演会 プロ意識の醸成図る千葉県行徳署は、元マラソンランナーの松尾和美さんに一日警察署長を委嘱し、プロ意識の醸成と士気高揚を目的とした講演会を行った(写真)。隣接する市川署と浦安署にもWeb会議システムを使って配信し、3署の署員が聴講した。

松尾さんは講演で、プロの厳しさや豊富な人生経験、アスリートとしての誇りについて熱く語った。また、この日は松尾さんと署のマラソンクラブに所属する職員らが参加する昼食会も開かれ、若手の育成やハラスメントについて意見を交わした。その後、食事を終えた松尾さんは職員とともに、署から東京メトロ行徳駅までの約2.6kmをランニングしながら警戒活動を実施。駅前や近隣の地方銀行等で電話de詐欺未然防止の広報啓発活動に取り組んだ。

ランニングでは市民から声をかけられる一幕もあり、見せる警戒や交流により市民の安心感が醸成された。また、講演を通じた署員の業務意識の向上にもつながるなど、教養・啓発の両面で効果的な取り組みとなった。