警視庁がトクリュウ対策で大規模組織改編 対策本部と特別捜査課を新設
警視庁は10月1日、大規模な組織改編を行った。特殊詐欺対策本部を「匿名・流動型犯罪グループ対策本部」に改組するとともに、刑事部と組織犯罪対策部を統合した上で、刑事部内に新たに「特別捜査課」を設置した。
再編成に伴い、同庁本部庁舎の大会議室で発足式が実施され(写真)、迫田裕治警視総監や鎌田徹郎副総監、各部長が出席。辞令交付の後、迫田警視総監が訓示した。
新体制では「匿名・流動型犯罪グループ対策本部」を司令塔に、各部門から集まった情報の集約・分析を行い、取締り戦略や情報を共有。同グループの捜査に特化した「特別捜査課」が柔軟で効率的な捜査を実施する。
また、全国から100人の捜査員が集められ、「匿流ターゲット取締りチーム(T3)」として捜査に従事。中核的人物の検挙などを経て、同グループの壊滅とビジネスモデルの解体を目指す。