長野県警が児童からの聴取訓練行う 被害者や目撃者の場合を想定

子供が事案の被害者や目撃者になった場合に備え、長野県警は8月6日、児童相談所と協働し、児童が被聴取者役となる演習を盛り込んだ「児童からの聴取訓練」を警察学校で実施した。

演習は、実際の司法面接のように1対1で聴取する形式で進行。児童が同校で体験した出来事について聴き取る中で、誘導や暗示等を排除した聴取技術の習得を図った。

演習では、参加する警察官と児童相談所職員が3~4人の班で、聴取者役とサポート役を分担。聴取の様子をビデオカメラで撮影し、サポート役が別室でリアルタイムに確認した。

被聴取者役を務めたのは警察官の子供たちで、校内で体験した「パトカー・白バイの乗車」「写真撮影」「キーホルダー作り」「案内役の警察官がスマートフォンをなくしてしまう」といった出来事を聴取内容とすることで、最小限の負担となるように配慮した。