自転車ヘルメットの着用へ 警察官のコメントが小学校社会科副読本に
青森県八戸署の管内にある小学校では、署員が子供たちに自転車用ヘルメットの着用を呼びかけるコメントを載せた社会科副読本が使用されている(写真)。
タイトルは「わたしたちのふるさと 八戸市・青森県 八戸市小学校社会科副読本3年生用」。市内の小学3年生全員に配布され、社会科の授業で使われている。このうち署員が登場するのは「事件や事故からくらしをまもる」の章の末尾で、「けいさつしょの小田さん(前交通課長代理)の話」として「自転車が関連する交通事故で、死亡した人やけがをした人の数を調べると、けがが大きい人ほど頭部にけがをした割合が高くなっています。自転車に乗るときはヘルメットを正しく着用しましょう」というメッセージと自転車安全利用五則が掲載されている。
同市では、3年生から自転車の公道利用を解禁している小学校が多い。今回の取組は教育機関との連携により実現したもので、子供たちの交通事故防止、交通安全意識の向上に効果が期待されている。