伝統祭事「青柏祭」で 石川県七尾署が警察職員の募集広報
石川県七尾署は、大地主神社の祭事「青柏祭(せいはくさい)」最終日の5月5日、来場者に警察職員の募集を呼びかけた。
同祭は、「でか山」と呼ばれる高さ12m、重さ20t、車輪の直径2mの巨大な山車をひき回し、市内を巡行する伝統行事。国の重要無形民俗文化財に指定され、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている。能登半島地震の影響で2年ぶりの開催となった今年は、3~5日の3日間で約7万5,000人が来場した。
最終日は3台のでか山が七尾みなと交番前に勢揃いすることから、同署ではこのタイミングで交番敷地内での広報を展開。署マスコットキャラクターの「ななかちゃん」も出動したことで多くの市民や観光客が集まり、交番前は大賑わいとなった(写真)。祭りを訪れた高校3年生は「せっかくの機会だから警察も挑戦しようと思う」と話していたほか、駐車中のパトカーを興味津々に見つめる子供の姿もあり、保護者は「子供の将来の夢は警察官。パトカーを見学できてよかった」と喜んでいた。