大学生を一日文化財保安官に 奈良県警が寺院で防犯活動行う

大学生を一日文化財保安官に 奈良県警が寺院で防犯活動行う奈良県警は奈良大学文学部文化財学科の学生2人に一日文化財保安官を委嘱し、文化財防犯活動を実施した。

県警では県内で唯一の文化財学科がある同校と連携し、毎年「文化財保護強調週間」に合わせて同科で文化財について学んでいる学生らを一日文化財保安官に任命。啓発活動等を展開している。

今年の委嘱式は11月1日に県警本部で行われ、学生たちに委嘱状と腕章を交付。

その後、2人は国宝や重要文化財を保有している真言律宗総本山西大寺と法相宗別格本山喜光寺を訪れ、管理者から文化財の保存状況や防犯カメラの設置状況等の説明を受けるとともに、防犯体制の確認と点検、助言を行い、文化財管理者や県民の文化財保護意識の高揚を図った(写真)。