駐在所員が地元の奉納歌舞伎に出演 詐欺・交通事故防止の口上で会場沸かせる

駐在所員が地元の奉納歌舞伎に出演 詐欺・交通事故防止の口上で会場沸かせる埼玉県小鹿野署の両神駐在所勤務員が小鹿野町両神小森地内にある小森諏訪神社の例大祭で、地元住民による奉納歌舞伎の舞台に上がり、捕手頭を熱演した。

この日の演目は、盗賊を主人公とする「白浪物」を得意とした河竹黙阿弥の代表作の一つで、日本駄右衛門、弁天小僧菊之助ら5人の泥棒の因果を描く「青砥稿花紅彩画」第2幕の「白波五人男 稲瀬川勢揃いの場」。本来は存在しない幕劇を、主催者の協力を得て盛り込んだという。

幕劇では、稲瀬川へ向かう際の情景に、駐在員扮する捕手頭と地元の小学生の演じる捕手一行が登場(写真)。捕手頭となった駐在員が振り込め詐欺・交通事故防止の口上を述べ、管内での死亡事故ゼロ継続を説くと「いよぉー」と一際大きな掛け声が飛び、会場を大いに沸かせた。