踏切事故の根絶へ 埼玉県警が鉄道会社と啓発キャンペーン
秋の全国交通安全運動期間中の9月26日、埼玉県警は鉄道会社と連携し、今年5月に開業した「岩槻高齢者講習センター」で、踏切事故に注意を呼びかける啓発キャンペーンを行った(写真)。
春と秋の安全運動にあわせて毎年実施。本部運転免許課と運転免許試験課、交通総務課、岩槻署、県防犯・交通安全課をはじめ、JR東日本、東武鉄道、西武鉄道の総勢16人が「警報機が鳴り始めたら踏切内に入らない」ことを訴えた。
模擬踏切を設置し、高齢者に非常ボタンを押してもらう体験も。県警によると、昨年1年間の県内の踏切事故による死傷者は11人。死者4人のうち3人が65歳以上の高齢者だった。今年は9月末までに踏切事故による死傷者は出ていないという。