奈良県警察学校で非常招集訓練を実施
奈良県警察学校は5月24日の昼間帯、第355期初任科生73人を対象に、有事即応体制保持の重要性を教養することを目的とした非常招集訓練を行った(写真)。
「午後0時15分頃、奈良県内で震度7の地震が発生したため、所定の装備を着装し、所定の物品を持参のうえ、グラウンドに集合せよ」―。校内放送を受けて参集した学生は、服装と持ち物等の確認に加えて、寮室の整頓状況や給貸与品の保管状況等の確認も受けた。
訓練後、初任科生からは「今回の訓練を通じ、災害や大規模な事件等が発生した際はすぐに対応しなければならないということを再認識した。警察官という職業の重みを実感した」「有事発生の際に即応体制を取ることができるよう、これからも警察学校での訓練を頑張ろうと思う」といった感想も寄せられており、能力向上に加えて学生自身が職務の重要性を再認識することにもつながる有意義な訓練となった。