岐阜県高山署が警察官と子供を描いた啓発ステッカー作る 外国人観光客への啓発活動で
岐阜県高山署は警察官と子供のイラストをデザインした啓発ステッカー(写真)を作った。交通マナー・ルールを記載した外国語広報紙とともに、訪日外国人観光客に対する啓発活動に役立てている。
同署は、世界遺産白川郷や高山祭、古い街並みなどを有する国内屈指の観光地を管轄しており、近年は訪日外国人観光客等による交通マナー違反や迷惑行為がオーバーツーリズム(観光公害)として地域住民の生活への課題となっている。同署では、観光客が集中する市内中心部の安川交番壁ガラスに掲示されている警察官と子供を模したイラストが、外国人観光客に「日本のバンクシーだ」などと、人気を集めていることに着目。交番相談員から「ステッカーにして配布すれば広報が印象に残るのでは」との発案を受け、製作の運びとなった。
2月22日、交番前では観光に訪れた外国人旅行客に広報紙と一緒にステッカーを配布。受け取った外国人観光客からは「警察官と子供がマッチしている」「お土産にもなるし、うれしい」「マナーやルールを守って気を付けたい」などと好評だった。同署は今後もステッカーを活用し、外国人観光客へ向けた啓発活動を展開していく。