北海道旭川方面深川署碧水駐在所前にヒグマの雪像 地域住民に交通安全や詐欺防止を呼び掛け
北海道旭川方面深川署の碧水駐在所前に、交通安全や詐欺被害防止などを呼び掛ける雪像が現れ、地域住民の安全安心を見守っている。
同駐在所に勤務する星野有紀巡査部長が毎年、1月10日の「110番の日」にあわせて製作。3作目となる今年の雪像は、雪山の中心部をくり抜いて熊穴に見立て、冬眠前のヒグマがサケをくわえ、こちらを睨み付ける様子を形にしている(写真)。家族や地域住民と共同で作業にあたり、1月4日に完成させた。大きさは高さ2m×幅6m。昨年、同署管内では前年の約2倍に当たる84件の熊の出没情報があったといい、「住民に熊に注意してもらいたい」との願いも込められている。
雪山にはカラースプレーで「交通安全」「サギ注意」といった注意喚起の文言も。星野巡査部長がパトロールや巡回連絡を行うたびに、地域住民から「今年はすごいね」「本物みたいだね」などの声が数多く寄せられているという。