奈良県警察学校で初任科生対象の禁煙セミナー
奈良県警察学校は初任科生の健康管理の観点からタバコについて正しい知識を身につけてもらおうと、京都大学大学院特任教授で日本禁煙科学会理事長の高橋裕子氏を講師に迎えて「禁煙セミナー」を開催した(写真)。初任科生79人が受講し、タバコの歴史や喫煙の有害性、受動喫煙の恐ろしさ、電子タバコや新型タバコについて理解を深めた。「禁煙マラソン」の著者でテレビにも数多く出演している高橋氏は、電子タバコや加熱式タバコの有害性、依存性を強調。また、日本人の成人喫煙率がおよそ20%(20歳代男性の喫煙率は22.8%)で、奈良県民の喫煙率は全国一低いにもかかわらず、県警の喫煙率が高いことを指摘し、早期禁煙の必要性と45分ルールの実施(喫煙後45分間はエレベーター禁止や建物内立ち入り禁止)などに言及した(写真)。