兵庫県警で重要インフラ事業者連絡協議会の総会開く
兵庫県警で「兵庫県重要インフラ事業者連絡協議会」の第16回総会が開かれた。警備部長や外事課長ら警察関係者5人、県内の重要インフラ事業者の32人が出席。事業報告や(株)NTTデータの新井悠氏(エグゼクティブ・セキュリティ・アナリスト)の「サイバー攻撃の現状と対策」と題する講演等があり、出席者はサイバー攻撃の未然防止と事案発生時の被害拡大防止の迅速・的確な対応について認識を新たにした。
総会冒頭、警備部長はあいさつで「サイバー空間が量的・質的に進化するとともに、あらゆる国民・企業等にとってサイバー空間は『公共空間』としてより一層の重みを持つ。国内ではサイバー攻撃や不正アクセスによる情報流出が相次ぐなど、経済安全保障にかかる技術情報の流出を含め、サイバー空間をめぐる脅威は極めて深刻な状況」と指摘。会員に対し「サイバー攻撃対策の重要性を理解し、より一層のセキュリティ対策を取ることと、職員一人一人の意識向上を図ることが重要」と訴えた。