福岡県博多臨港署が日本相撲協会と暴排宣言
大相撲九州場所の初日(11月13日)を目前に控えた11月10日、相撲の取組が行われる福岡国際センターの玄関前で、九州場所部長の境川理事(元小結両国)が、暴力団排除宣言を行った(写真)。
センターを管轄する福岡県博多臨港署の井上正二郎署長が暴排宣言を行う意義の大きさに着目し、日本相撲協会の賛同を得て実現した初の試み。「元来相撲は神事であり、その神聖な場所に反社会集団が介入・関与する余地はなく、警察もそれを許してはいけない」と考えたという。
多くの関係者やマスコミが見守るなか、境川理事は「健全な場所を開催するため、暴力団など反社会勢力を本場所に関与、介入させず、会場、部屋、後援会などには入れさせない」と力強く宣言。井上署長は「警察は日本相撲協会と連携を図り、九州場所が無事に千秋楽を迎えられるよう警戒を強化する」と語った。