冷やしシャンプーで冷静に 山形県村山署が理容組合と詐欺防止対策
山形県村山署は県理容生活衛生同業組合北村山支部55店舗と協力し、県発祥の「冷やしシャンプー」を活用した特殊詐欺対策に取り組んでいる。店内に「振り込む前に頭を冷やせ!」と呼びかける啓発物を掲示するほか、洗髪時の会話を通じて理容師が詐欺手口や国際電話の利用休止などの情報を伝える(写真)。
取り組みのきっかけは、県冷やしシャンプー推進協議会(愛称:ひやしびと)の代表を務める同署協議会委員と署員との対話だった。夏に人気の「冷やしシャンプー」に、「頭を冷やす=冷静になる=詐欺にだまされない」という意味の防犯メッセージを重ねた。
同署は「地域に密着した理容店から住民への注意喚起を強化したい」との考えで、協力要請を受けた同支部長は「冷やしシャンプーで頭をすっきりして、だまされないように冷静に対応してもらえれば」と話していた。