埼玉県警が新任専務員向けに教養 業務の不安払拭へ
埼玉県警第一方面本部は6月10、11日の2日間、県南部11署の新任専務員53人を対象とする教養を実施した。
今春の人事異動で初めて専務員に登用された巡査や巡査部長は、経験不足や勤務環境等の変化からストレスを抱えやすい状況下にある。そこで、教養を通じて業務等に関する不安を払拭し、相談の重要性を認識させることで、非違事案防止につなげるねらい。
厚生課の臨床心理士による「メンタルヘルス教養」では、ストレスへの適切な対処や心の健康を保つポイントを解説。捜査支援課の「防犯カメラ等の初動捜査要領」では防犯カメラ捜査やスマートフォンの解析、人身安全対策課の「人身安全関連事案対策」ではストーカーやDV事案など8種類の事案対応について講義が行われた。
さらに小グループに分かれ、業務上の疑問や悩み、失敗談等を共有する場も設けた。