季節ごとに治安対策を展開 福岡県西署が”西署納言”プロジェクト始動

管内住民の平穏を確保するため、福岡県西署はこの春から、季節ごとに治安課題の解決や改善を図る「西署納言(せいしょなごん)プロジェクト」を始動した。期間は、今年4月から来年3月までの1年間。

その骨子となるのが、平安時代を代表する女流作家の一人、清少納言の随筆『枕草子』になぞらえた「西署『春夏秋冬』大作戦」だ。作戦では年間を通じて「春は自転車」「夏は酒」「秋は夕暮れ(薄暮)」「冬は防犯」と季節ごとに重点となる課題を提起。生活安全課、地域課、交通課の各課がユニットを組み、協力して課題に取り組んでいくこととしている。

初月の4月には「春の新生活自転車声掛け作戦」を実施。新生活が始まる季節に合わせ、自転車利用者のヘルメット着用促進や各種防犯指導のほか、自転車乗車時の飲酒運転や自転車盗などの検挙活動に取り組んだ。