詐欺防止対策で国際電話を休止に 京都府福知山署がモデル地区を設定

詐欺防止対策で国際電話を休止に 京都府福知山署がモデル地区を設定京都府福知山署は4月30日、特殊詐欺被害防止に向けた新たな対策として「福知山まちごと国際電話使用詐欺ストップ大作戦」を立ち上げた。

詐欺犯人が予兆電話等に使う電話の約7割は国際電話であることから、利用休止手続きのさらなる推進を図る目的。全国初の試みとして福知山市三和町をモデル地区に設定し、地域連携会議を開いた(写真)。

同会議には署員ほか、三和町の地域包括支援センター職員や民生児童委員、デイサービス事業者、市社会福祉課職員など約15人が出席。同署の橋本圭司生活安全課長は国際電話対策の重要性を強調し、「防犯教室や各イベントなどに参加できない情報の入手が難しい高齢者対策が重要。皆さんには、これまで警察との関わりが少ない高齢者など被害に遭いやすい人との橋渡しを願いたい」と訴えた。