南海トラフ巨大地震に備え 兵庫県警が被留置者の避難訓練行う
兵庫県警本部留置管理課と尼崎南署、尼崎東署、尼崎北署は「大規模災害等発生時における被留置者に係る共同避難訓練」を実施した。
近い将来に発生が予想される南海トラフ巨大地震に備えるため、被留置者の避難誘導や車両による避難等について相互の連携強化と事案対応能力の向上を図る目的。同課と3署から総勢32人と護送車両1台が参加した。
訓練では「南海トラフ巨大地震が発生。尼崎沿岸部に大津波警報が発表されており、尼崎南署が浸水する可能性があることから、留置施設に留置中の被留置者を早期に隣接署へ護送させる必要が生じた」と想定。「平時にできないことは有事にできない」を合言葉に、警察官扮する仮想被留置者を連錠で留置施設から護送車に移動し、仮収容所である尼崎東署と尼崎北署に護送することで、相互の連携強化と事案対応能力の向上を図った。