富山県警ヘリでの救助者が累計1,000人に メーカーから記念プレートを受領
富山県警はイタリアの航空機メーカー「レオナルド社」から、同社製の警察用航空機による救助者数の累計が1,000人に達したことを記念するプレートの贈呈を受けた。
同県の警察航空隊は1987年4月に発足した。同隊の運用する警察用航空機(ヘリコプター)として翌1988年に導入された初代は別会社の製造した機体だったが、1996年からの2代目はレオナルド社製に。2014年から現在まで使用されている3代目も同社製で、2代続けての導入となった。「つるぎ」の愛称を3代にわたり受け継ぎ、山岳遭難者や災害被災者等の救助で活躍している。
贈呈式は警察航空隊格納庫で挙行。出席した同社のダニエレ・アルゼッタ副社長は、髙木正人本部長にプレートを手渡すと(写真)、「我が社の機体が1,000人の命を救ったことをうれしく思う。今後も、富山県警察をサポートしていきたい」と語った。また、警察用航空機の運航責任者である原田周平警部は「歴代の先輩の積み重ねと、普段の訓練や任務に邁進した成果です」と述べ、同隊のある富山空港と近隣住民にも感謝の言葉を送った。