自転車ヘルメットの着用を徹底 高知南署が高校生デザインのポスター作る
高知県高知南署は管内の高校に「自転車ヘルメットの着用徹底」をテーマとしたポスターの制作を依頼し、応募のあった12点から高知工業高校2年・坂本みのりさんの作品を優秀作として選んだ。秋の全国交通安全運動にあわせ、管内の小学・中学・高校にポスターを提供し、児童・生徒への着用意識の浸透に努めた。
ポスターは、夏休み中の課題として各校に依頼した。坂本さんの作品は、周りの人たち全員がヘルメットをかぶっていて、かぶっていない自分が少数派で、肩身が狭いという状況を表現したデザインに仕上がっている。「『かぶる』をあたりまえに。」などと強調する標語もつけた(写真)。
同署は、坂本さんの許可を得たうえで、ポスターの切り取り画像に「ヘルメット持ってないし、努力義務じゃないの?」「あれ?かぶってないのオレだけ?」などのせりふの吹き出しを入れた動画も制作した。県警ホームページで視聴できるほか、高知市内2カ所のデジタルサイネージでも放映している。