愛知県豊田・足助署が110番の日広報啓発イベント 「お城博士」の大学教授が適正利用訴え

愛知県豊田・足助署が110番の日広報啓発イベント 「お城博士」の大学教授が適正利用訴え愛知県豊田署と足助署は「110番の日」前日の1月9日、「お城博士」として知られる名古屋市立大学・千田嘉博教授(城郭考古学)を一日豊田警察署長に迎え、豊田市内の商業施設「T-FACE」で啓発イベントを開いた。千田教授の専門分野である中世、近世と現代の人々の暮らしを比較しながら、110番の適正な利用を訴えた。

イベントは、NHK大河ドラマ「どうする家康」にちなんで「どうする110番」と題し、千田教授が「戦国時代にも警察のような役割はあったが、領地ごとに連絡先やトラブルの対応方法が異なっていて、今のようにすぐに通報できる仕組みはなかった」と説明。「戦国時代にはなかった、すぐ駆けつけてもらえる110番の仕組みを役立てるために、一人一人の適正な利用が大切」と話し、緊急ではない相談などは警察相談ダイヤル「#9110」か警察署に連絡するよう案内した(写真)。