警視庁大崎署窓口に全国警察署で初めて「軟骨伝導イヤホン」を導入
警視庁大崎署は、耳の遠い高齢者などの窓口業務をスムーズに行うため、耳の軟骨を通じて音を伝える「軟骨伝導イヤホン」を活用している(写真)。
きっかけは、同署管内の城南信用金庫の窓口で同イヤホンが利用されており、その利便性から、秘匿性の高い警察相談窓口でも利用ができるのではないかと設置の相談を受けたことで、同署に2台寄贈されることとなった。警察署の窓口としては全国初となる。
「軟骨伝導」は、音を耳の入り口にある軟骨を直接振動させ、鼓膜を震わせて聞こえる仕組み。第三の聴覚として、さまざまな技術が進められている。
同イヤホンの優れた点として
- 周囲の音をステレオで聞くことができ、音源の方向が分かる
- 音漏れがほぼない
- イヤホン部に穴がなく、外耳道外に装着する(軽くのせる程度)ため清潔に保てる
などがある。イヤホン部や球体で凸凹はなく、汚れた場合は簡単に拭くことができる。