宮城県石巻署が高校で県内初の「特殊詐欺加担防止宣言」
SNSで実行犯を募る「闇バイト」の誘いに応じた少年が、特殊詐欺や強盗などの犯罪行為に加担させられる事例が相次いでいることから、宮城県石巻署は石巻市立桜坂高校で、県内初となる「特殊詐欺加担防止宣言」を行った。
同署生活安全課の亀山岳也少年健全育成官が全校生徒342人を前に講話を行い
- 特殊詐欺に加担した少年の検挙状況(推移、学職別・役割別)
- 闇バイトの実態と勧誘の手口
- 受け子や出し子として使い捨てにされる若者の実態
などを説明。「闇バイトに応募した結果、受け子などとして犯罪行為に加担し検挙される若者が少なくない。また一度でも応募すれば、犯罪集団に個人情報が行き渡り、脅され続ける人生を送ることになる」と訴えた。
その後、3学年の代表生徒4人が「社会の一員として、犯罪の加害者にも被害者にもならないためにも『どんな理由があっても闇バイトの誘いをきっぱり断る』『特殊詐欺や強盗などの犯罪行為には絶対に加担しない』『特殊詐欺などでトラブルに巻き込まれた時はすぐに家族や警察などに相談する』」と全校生徒の前で宣言した。