福岡県粕屋署で小学生から作品募集の「飲酒運転撲滅ポスターコンクール」
福岡県粕屋署は管内小学校10校から作品を募る「飲酒運転撲滅ポスターコンクール」を実施し、1月31日に表彰式を挙行した(写真)。281作品の応募があり、警察署と関係機関の審査を経て、優秀5作品を選出した。
コンクールは、2011年に管内で高校生2人が犠牲となる飲酒運転死亡事故が発生したことを受け、悲惨な事故の記憶を風化させないように2020年から始めた。次世代を担う子供たちからポスターで飲酒運転撲滅を訴えてもらい、社会の機運を高めるねらいだ。
テレビの取材に、入賞者の児童は「飲酒運転はとてもダメなこと。このポスターで命の重さを伝えたい」と切々と語った。今後、優秀賞の一部の作品が、県トラック協会福岡支部粕屋分会の協力により、トラックの荷台側面に大きくラッピングされる。同署は「飲酒運転撲滅に向けた小学生の思いを波及させる」としている。