埼玉県岩槻署がひな人形展示して子供の事故防止を願う

埼玉県岩槻署がひな人形展示して子供の事故防止を願う4月に入学を控えた園児ら子供の交通事故を防ぐため、埼玉県岩槻署は2月10日から、ひな人形と黄色いカバー付きのランドセルを署庁舎1階フロアに展示している(写真)。

さいたま商工会議所岩槻支所人形部会から借り受けたひな人形は、地元の人形職人が製作を手がけた京都西陣織の3段5人飾り。子供の交通安全を祈願する目的で備え付けており、免許更新で署に訪れた子供連れの女性は「立派なひな人形ですね。子供の事故は悲しいですから、私も気を付けて運転します」と話すなど、来庁者にも好評という。

昨年、県内では交通事故により園児・児童が43人死傷(前年比9人減)している。岩崎明署長は「新型コロナに対する緩和処置の流れから県民の移動が活発化することが予想される。ひな人形を見ていただき、心にゆとりを持って安全運転に努めてほしい」と話している。