大分県警鉄警隊が簡易委託駅で不審者対応訓練

大分県警鉄警隊が簡易委託駅で不審者対応訓練大分県警鉄道警察隊と杵築日出署はJR暘谷駅(速見郡日出町)で不審者対応訓練を実施した(写真)。町やJRなど関係機関との連携強化を図り、突発事案発生時の対処要領を確認することがねらい。

駅の無人化が進む大分県では、行政が駅舎を管理し、業務の一部委託を受けて駅を継続させている簡易委託駅が13駅(県下駅全体の約15%)存在する。そのため、同隊の呼び掛けにより、訓練には総勢約50人が参加。「駅構内で大声を出す酔っ払いの行動がエスカレートし、女性客に絡み、さらに所持していたリュックから刃物を取り出す」との想定に、1人で勤務する駅員が「所定の手続き、利用客の避難誘導ができるか」を焦点とした。