岩手県警が元警視総監の池田氏招いて危機管理の講演会

岩手県警が元警視総監の池田氏招いて危機管理の講演会岩手県警は第88代警視総監、原子力規制庁初代長官で現在は日本道路交通情報センター理事長の池田克彦氏を招き、危機管理に関する講演会を開催した。

「警察幹部としての危機管理の要諦」と題して講演した池田氏は、阪神・淡路大震災と東日本大震災での経験を踏まえ、災難を未然に防ぐことの「曲突徙薪(きょくとつししん)」について紹介。

「危機管理とは危機が発生する前から始まっており、大災害や原発事故のような大きなアクシデントに備えたシステム、装備、計画があって初めて、いざというときの動きが的確にできる」「リスクコントロール(危機発生前からとるべき危機管理)とダメージコントロール(危機発生時の対応に関する危機管理)を合わせて考えていかないと、危機管理の適正な評価はできない」などと訴えた(写真)。