神奈川県中原署が消防やJRと無差別襲撃・放火想定の合同訓練

 神奈川県中原署が消防やJRと無差別襲撃・放火想定の合同訓練昨年、首都圏の鉄道で無差別の襲撃・放火事案が相次いだことから、神奈川県中原署はJR南武線武蔵中原駅で、中原消防署やJR東日本と合同訓練を行った。警察18人、消防31人、JR20人の総勢69人が参加し、この種事案発生時の初動対応を確認した(写真)。

訓練は実際の車両を活用し、営業時間中の駅ホームで「川崎駅方面に向かう電車内で、何者かがガソリンを撒いて火を付け火災が発生。複数の負傷者が出ている」との想定で行われた。乗務員や駅職員が乗客の避難誘導と現場情報の収集に当たり、駆けつけた消防署員が車両内で倒れている負傷者に見立てた人形を搬送するとともに、車両前方の線路に向けて放水した。