岡山県新見署が「オープンポリス」で地域住民とふれあい
地域住民とのふれあいを通じて警察業務への理解を得ようと、岡山県新見署は広報イベント「オープンポリスinにいみ」を開いた(写真)。会場の警察署駐車場にパトカーや白バイ、警察装備品などを展示。子供たちのためのボールすくいやスタンプラリーのコーナーも設け、多くの家族連れでにぎわった。
ゲーム感覚で体験ができる自転車シミュレーターは行列ができる盛況ぶり。鑑識体験コーナーも人気を集め、子供たちはテレビドラマさながらのハケさばきで指紋を浮かび上がらせていた。制服試着コーナーでは、警察官になりきった子供たちの姿に保護者がカメラを向け、小学生がタイルコースターを利用して制作した防犯作品のお披露目、白バイやトライアル車での展示走行などは子供だけでなく大人も見入っていた。
イベント最後は、県警音楽隊と地元中学校吹奏楽部による合同演奏で締めくくられた。参加した子供たちは「大きくなったら警察官になりたい」と目を輝かせ、運営の中心を担った若手署員は「コロナ禍で開催できなかった3年分の思いを込めて取り組んだ。警察業務は住民の理解と協力の上に成り立っていることを実感した」と話していた。