石川県警で職員向けのサイバー人材育成ゲーム型教材を制作
サイバー人材を育成するため、石川県警本部サイバー犯罪対策課は金沢情報ITクリエイター専門学校とタイアップし、職員向けゲーム型教材「IPP Cyber Quest(IPPサイバークエスト)」を制作した(写真)。全職員が県警WAN端末で利用できる。
県警ではサイバー先進県を目標に掲げ、サイバー人材の育成強化に取り組んでおり、その取組みの一環。サイバー人材育成に係る教養の課題として挙げられる「取っつきにくい、分かりづらい」といった苦手意識を払拭することがねらいだ。ゲーミフィケーションによる動機付けを取り入れ、RPG(ロールプレイング)型で楽しんで学べる内容に仕上がっている。
4人の主人公(勇者、戦士、賢者、魔法使い)から1人を選択し、ダークネットに支配された世界から光を取り戻す冒険に出発するというストーリー。敵を倒してレベルアップしながら、購入したアイテムなどを活用してゲームクリアを目指す。クイズ出題形式のRPGになっており、1ステージ50問の選択式等の問題(ITパスポート、基本情報技術者試験及びサイバー能力検定の過去問)が出題される。同課は「県警で推奨しているIT系の民間資格の合格に向けた学習にも役立つ」としている。