岐阜県警が「ぎふ信長まつり」のサイバーパトロールを完遂

俳優の木村拓哉さんと、俳優で岐阜市出身の伊藤英明さんの出演が話題を集めた「ぎふ信長まつり」が実施され、岐阜県警本部サイバー犯罪対策課は関係部門や警察署、サイバー防犯ボランティアと連携し、木村さんらの出演決定からイベント終了まで、サイバーパトロールに取り組んだ（写真）。

「ぎふ信長まつり」は昭和28年から続く県内有数の祭典で、新型コロナの影響によりここ数年は中止されていたが、今年はメインイベント「信長公騎馬武者行列」の織田信長役に木村さんの出演が決まり、県内外から大きな反響を呼んだ。一方で、新型コロナ対策や雑踏事故防止対策の観点から観覧は抽選制に。そのため、抽選に漏れた者による誹謗中傷をはじめ、開催を妨害するような予告、木村さんなどに対する不審な書き込み、警察で把握しきれない観覧可能な場所に関する情報などの対策が必要であると認められた。

パトロールで収集した情報は、関係部門や警備実施本部へと情報提供したほか、建物所有者への対策の依頼に活用。抽選当選者を装った者によるオークション詐欺被害の防止、ファンによる書き込みに基づく木村さんらの行動先の雑踏対策などにも効果を発揮した。