京都府警で逃走車両追跡と受傷事故防止の訓練行う
被疑者追跡中の事故や警察官が受傷する事案が全国で発生していることから、京都府警本部通信指令課は本部7所属と協力し、逃走車両追跡と受傷事故防止の訓練を行った。部門横断的な連携を強化するとともに、初動対応能力を高めることがねらい。
訓練は、京都市内で刃物を持った犯人が女性を車両に押し込み、危険運転を繰り返しながら逃走を図ると想定。通信指令課を中心に空陸一体の追跡が開始され、逃走する犯人車両を航空隊が追跡し、通信指令課の指令で機動捜査隊と自動車警ら隊の各車両が包囲態勢を構築した。
その後、警察学校に設けた仮想コンビニの駐車場で、犯人が降車した隙に被害者を救出。刃物で抵抗する犯人を制圧逮捕した(写真)。