愛知県警東三河運免センターで死亡事故遺族のメッセージを掲示

 愛知県警東三河運免センターで死亡事故遺族のメッセージを掲示愛知県警本部東三河運転免許センターは9月6日から、交通事故で当時中学生だった息子を亡くした母親のメッセージと、息子の生前の写真をセンター内に掲示している(写真)。

免許更新などで訪れる来場者に「交通事故の悲惨さを伝え、1件でも事故を減らしたい」との遺族の思いを形にした。母親はメッセージで「(息子が)生きていれば、運転免許を取得する年齢になってきている。これから免許を取ろうとする同年代の人たちは悲惨な事故を起こさないように、安全運転を心掛けてほしい」などと訴えている。

この事故は、2018年7月5日に豊橋市内の信号交差点で起き、自転車で通学途中の中学1年生(当時13歳)が、大型貨物自動車に撥ねられて亡くなった。センターによると今年、県内の交通事故死者数は8月末までで87人と、昨年同期より19人多い。適正な運転免許管理に務める同センターの西村卓所長は「ご遺族の思いを来場者に伝え、交通事故の減少につながることを期待したい」と話している。