京都府警が「祇園祭」の総合警備に万全態勢を準備

京都府警は今年の「祇園祭」の総合警備にあたり、「『安全は全てに優先する』との原点に立ち返り、万全の態勢で警備に挑む」としている。

日本三大祭の一つで、平成21年にユネスコ文化遺産に登録されている祇園祭は、7月1日から1カ月間にわたって執り行われる。期間中、県警本部の主導で総合警備に対応し、延べ3,000人以上の警察官が雑踏警備に従事する。

4月20日、主催者の(公財)山鉾連合会は、今年の祇園祭で「新型コロナウイルス感染対策の徹底を前提にしつつ、3年ぶりに巡行、宵山行事を可能な限り本来の形で行う」ことを決定。前祭(さきまつり)の宵山行事(14~16日)と前祭・後祭(あとまつり)の山鉾巡行(17・24日)は数十万人が集まり、実施場所は複数の警察署管内に跨がる。