愛知県瀬戸署でバスを使った不審者対処訓練

 愛知県瀬戸署でバスを使った不審者対処訓練愛知県瀬戸署は地元路線バスの「名鉄バス」と連携して、バス車内での不審者対処訓練を行った。1月に名古屋市内であった、路線バスの運転手が男に刃物を突き付けられる事案を受けたもので、同署のほかに、本部捜査一課、自動車警ら隊の警察官も参加。名鉄バスの乗務員らを運転手、乗客役、通報者役とし、「走行中のバス車内で不審者が大声をあげて暴れる」との想定で行われた。

訓練では、運転手が「SOSボタン」を押して、バスの車体前後にある行先表示器に「緊急事態発生 警察へ通報して下さい」と表示。周囲やバス営業所に緊急事態を知らせた。連絡を受けて先着した警察官が、運転手や乗客の安全確保を最優先とした対応に努めるとともに、後着の捜査員と連携して被疑者に対応。装備資器材を駆使して刃物を所持した不審者を制圧・逮捕した(写真)。